意外に思われるかもしれませんが、8月は「準備」と「育成」がメインの時期です。というのも、真夏の暑さは人にも木にもハード。木を伐る作業は春や秋に集中し、この時期は間伐（かんばつ）や下刈り（したがり）、林道の整備など、森を健康に保つための手入れ作業が中心になります。

🌿間伐ってなに？

🌟豆知識：間伐とは、混み合った森林の木を間引きして、残った木がしっかり育つようにする作業のこと。人間で言うと「ダイエット」みたいなもので、スリムになることで光が当たり、成長が促されます！

8月といえば、毎年ニュースでも取り上げられるのが山火事。日本ではそれほど頻繁ではないものの、乾燥と高温が続くと、林業地でも火災のリスクが高まります。 そのため、林道の点検や防火帯の整備は非常に重要。

🌟豆知識：江戸時代の林業では「火入れ」と呼ばれる山焼きが行われていたことも。地面を一度焼いて栄養をリセットする古来の技術ですが、現代では法律で厳しく管理されています。

・「下刈り」作業で草刈り機の音が山に響き渡る

・虫除け対策に苦戦する（特にアブとスズメバチ！）

・作業後の冷たい沢水が最高のご褒美✨

・熱中症との闘いが毎日…水分と塩分補給が命綱！

8月の森は、木材だけでなく山菜や野生動物、昆虫採集などの副産物も魅力。林業従事者たちは自然の変化を肌で感じながら、木だけでなく森全体と対話しています。

🌟豆知識：樹木によっては、夏の間に成長リング（年輪）を太く伸ばす種類も。特にスギやヒノキは、8月にぐっと大きくなる！